火振り漁体験ツアー
長良川自然学校この夏1押しの火振り漁体験ツアーが8月19日、20日と開催されました。
今回は美濃で川漁師をやっている纐纈さんを講師の招いて開催することにしました。
火振り漁は長良川で100年ほどの歴史がある漁らしいです。
今回は雨が降り水が濁っていて開催が危ぶまれるほどでしたが何とか開催にこぎつけました。
20名ほどの参加者が参加しました。
講師の纐纈さんの挨拶。
長良川LOVEな人です。
最初に流木で遊ぶゲームでみんな仲良くなります。
あいうえお順に並んで「いえ~い」
川のプログラムの最初はチチコ採りです。
チチコとは地方の呼び名ですが本名はカワノヨシノボリです。
「すこしつめたーい」
水中マスクをしたり箱めがねと小型タモでGET大作戦。
箱めがね部隊!?
「お~いるいる~」
「よしっゲット!! 水の中で見るより小さいな~」
早速素揚げするシヨヨ伍長
これが結構美味でくせになりそう~
続いて纐纈さんによる投網の投げ方です。
今回は漁業権が参加者にないので陸の上でやります。
スタッフも真剣に聞いています。
纐纈さんのデモンストレーション。
これは落ち鮎のときに使うそうです。
綺麗なフォームです。
次は川に入って見釣り友釣りです。
これは鮎の友釣りをシュノーケルをして水中で魚を見ながら
引っ掛ける漁方です。
すごく面白いですが今日は水温が低く鮎がえさを食べないのでなかなか難しかったです。
今度は鮎をさす竹串作りです。
この竹も纐纈さんの山からいただいてきました。
鉈で作りました。
作り出すとなかなかはまります。
そうこうするうちに辺りもすっかり暗くなりました。
いよいよ火振り漁の開始です。
ゆっくり網を仕掛けていきます。
実際は2艇の船で網を仕掛けていきますが今回是非船から漁を見たいという要望があり纐纈さんの船を特別に見学艇に仕立てていただきました。
向かって左の船が網を仕掛ける船、右が見学艇です。
夜の闇の中へ船は進みます。
網を引き上げていきます。
果たして鮎は・・・・
上げた網から鮎をはずす作業です。
「お~いたいた」
火振り漁でとった鮎を塩焼きにします。
さっき作った竹串に刺しますがコツがあります。
まっすぐには刺さず少し曲げて刺します。
「これでどう?」
「いいね~」
みんなの鮎を乗せて焼いていきます。
長良川の天然鮎に敬意を表して備長炭で焼きます。
どれどれ・・・?? みんな真顔です。
スタッフは焚き火で焼いてみました。
あめ色に焼けてきました。
ビール片手にご満悦なニココ軍曹。
長良川の鮎を使った代表的な料理の鮎雑炊も作りました。
うまそ~
酒宴は盛り上がりましたが日にちも変わりだんだんまったりモードに。
焚き火はいいね~
塾長は飲みすぎモードに。
「わいの酒が飲めんのか???」
ようやく2時ごろ寝床へ付きました。
翌朝は快晴ですというか暑すぎ!?
2日目はカヌー試乗体験会を行いました。
初めてな方も多く真剣にパドリングの仕方を教わっていました。
「あーうしろにいく~」
「なんかまっすぐ進まない~」
最初は恐る恐るでしたが徐々に慣れていきます。
「たのしいね~」
「きもちいい」
二人の息が合って初心者と思えない漕ぎっぷり!
気持ちよさそうに進んでいます。
水の上はきもちいいね~
最後にカワノヨシノボリを捕まえました。
なんだかんだといううちにもう終了時間です。
参加者の感想は火振り漁の船に乗れていい体験になった。
チチコ採りが楽しかった。
長良川の天然鮎が食べれてよかったと皆さん満足してくれました。
スタッフともども楽しい2日間となりました。
また来年も企画しますので是非遊びに来てくださいね。
長良川でいっしょに楽しく遊びましょう。
最後に講師をしていただいた纐纈さん、お手伝いいただいた奥様本当にありがとうございました。おかげさまで貴重な体験をすることが出来ました。